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『マッチ売りの少女』にあるような厳寒、貧困の国であったデンマークは、戦後の社会福祉国家としての制度改革によって、いまや「国民の幸福度ランキング」で世界第一位の生活大国となった。世界でいちばん幸せな生き方とはどういうものなのか? デンマークにあって日本にないものとは何か? デンマーク人の心に二百年間宿りつづけたアンデルセン童話を手がかりに、自由、自律、責任、貧困、政治、教育、社会、福祉などの問題について再考する。▼◎第一章 『マッチ売りの少女』―― 貧困を考える、◎第二章 『はだかの王様』―― 政治を考える、◎第三章 『みにくいアヒルの子』 ―― 教育を考える、◎第四章 『赤い靴』―― 社会のあるべき姿を考える、◎第五章 『ナイチンゲール』―― 福祉を考える、◎第六章 『人魚姫』―― 自律することを考える
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