第二次世界大戦中、日本でなにが行われていたのか――。日本人が耳をかたむけるべき歴史の証言。
第二次世界大戦中、香港で日本軍の捕虜となったある英国軍兵士。京都・大江山俘虜収容所へ移送されたかれを待ち受けていたのは、ニッケル鉱山での過酷な強制労働、暴力、飢え、疫病、そして相次ぐ仲間たちの死だった。この壮絶な戦争体験を生き延びたエバンス氏は、戦後、僚友の慰霊のため来日。これをきっかけに、京都府加悦町とウェールズ・アバリスツイスの交流が始まり、現在も高校生の相互派遣交流が継続的に行われるなど、平和の架け橋となった。本書は、エバンス氏の体験した戦争と、時を経た日本人との心の交流、和解へ至る道を綴ったドキュメントである。訳者による詳細な解説を付す。
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