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日本列島に分布する高山植物の多くは氷期以後、高山帯に残存したものといわれている。これらは氷期の寒冷な環境条件のもとに分布を拡大し、現在は日本の高山の環境に適応して生存している。この植物群と高山環境との関係を教科書として総合的にまとめることは、「極限環境」ともいえる高山の環境に生育し続けた植物の適応条件を理解し考察するうえで意義あるものと思われる。
また、近年地球規模での環境変動が見られる中で、この変動に最も敏感に反応する生物が脆弱性をもつ高山植物といわれている。今後、地球温暖化との関係で注目される高山植物について、基礎的な事項および資料を「植物学」として総合的にまとめた。
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