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"山村暮鳥の詩には、すさんだ人の心を和らげる力があります。
みんなをやさしい気持ちにして、一つに和してしまうのです。
「とほりあめ」という詩があります。
ぼたんには
かかるな
かかるな
あおぞらのしづくよ
かかるな
ぼたんにも
かかつた
かかつた
ぱらぱらと
それが三ツ粒
かかつた
そして「地震」という詩に続きます。
地震だ
地震だ
ぼたんの花を
どうしたもんだろ
みごとに咲いている牡丹の花を見ているうちに、暮鳥は本気で雨にかかるな、かかるな、と呼びかけるのです。
暮鳥の詩の""たね""はやさしい心です。
もぐらや牡丹の花にも、人間の心とおなじ悲しみや喜びがあると彼は信じていたのでしょう。
死ぬまで暮鳥は子どもの心のままで、たくさんの詩をうたいつづけました。"
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