取り寄せ不可
鉄道や電信事業を推進したのは誰か。
明治初年、「工部の理念」のもとに、西洋技術による殖産興業を担う技術官僚たちがいた。
明治留守政府下の政治状況と工部省の政策過程を追った近代日本史の知られざる一面を考究した画期的論考。
「殖産興業」は、日本の近代化の過程を考える上で重要なテーマであるが、その多くは経済史の立場からの分析であった。本書は、これまで注目されてこなかったお雇い外国人や技術官僚に着目し、政治史の視点から、工部省設立の基礎となった「工部の理念」と彼らの政治思想を解明する。
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