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「僕はフェアリー(妖精)のプックです。虫でもなく、鳥でもなく、人間でもありません。美しい瞳に映るお友だちです」…と、来年白寿を迎える老画家・熊田千佳慕氏はプックを説明する。誰にでも見えるわけではなく、心の美しい人の瞳にだけ映るのだという。そんな妖精が花を飛び回り、木の実をつつき、夏の夜を過ごします。日本のファーブルといわれる氏ならではの、花や虫たちへの優しいまなざしが絵本になりました。2009年、2010年と全国で大原画展が開催されます。旬の画家です。氏の生きざまが話題を呼ぶでしょう。プックは氏そのものであり、絵本を見ている読者そのものでもあります。
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