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記紀‐アジア的思惟、十七条憲法‐古代的思惟、御成敗式目‐封建的思惟――神話世界から徳川幕府まで、繰りかえされるイデオロギーの生成と解体をダイナミックに描く。新書というフォーマットを意識した平易な語り口で日本史を俯瞰する守本思想学の入門書。上巻脱稿後に急逝した守本の遺志を継ぎ、岩間一雄・雀部幸隆・川田稔ら氏の門下生が講義テープを編集、中巻・下巻が刊行された。守本が講義に用いた年表・地図などの資料を付す。
目次
再刊に際して(岩間一雄)
はじめに 自らを問うこと──「思想史」とは何か
第一章 原始時代──人間の「思想」的出発
第一節 原始の自然と社会──その思想像
第二節 原始の思想像の変化
第二章 日本的自然像と社会像──アジア的思惟の成立
第一節 日本的自然=神々の発生
第二節 血縁的社会=神々の生成
第三節 アジア的イデオロギーの成立=神々の編成
第三章 アジア的思惟の展開・解体と古代的思惟の成立
第一節 武と徳と──神道と儒教
第二節 古代社会の法原理──人間・社会=国家像
第三節 古代社会の宗教原理──仏教の導入
第四節 聖徳太子十七条憲法の思想──古代的思惟の出発
第四章 古代思想の展開
第一節 日本仏教の成立──天台
第二節 天台学の教理内容──一念三千論と円融三諦論──
第三節 古代的思惟の危機──仏教の呪術化=真言──
第五章 古代思想の解体
第一節 仏教の下降浸透──親鸞と一向一揆
第二節 仏教と天皇制権力──日蓮
第三節 仏教と武士──栄西と五山
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