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昔、山で仕事をしていた若者の額から一滴の汗がこぼれおち、真っ白なユリの花が咲きました。若者がそのユリを家に持ち帰ると、あかりの灯心がゆらめき、花の中から美しい娘があらわれました。娘は若者と一緒に昼は畑仕事、夜はあかりの下で刺繍を刺してくらしました。しかし、働いて裕福になった若者はいつしか遊び歩くようになり、再びあかりの灯心がゆらめいたとき、娘は飛んでいってしまいます……。中国苗族に伝わる民話です。
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