生態学と進化生物学の接点としての進化生態学の様々なトピックスについて、最近の研究成果を織り込みながら概説した本。従来の進化生態学の本とは異なる独自の視点に立って過去の幅広い研究の成果を解説し、各々のトピックや研究同士の関係についてまとめているので、これからの進化生態学研究の展望に関して様々なヒントを提示してくれる。バラエティに富んだ内容のわりには分量が少ないので、進化生態学を専攻する学生や、日常的に自分の専門分野以外の研究に触れることの少ない研究者にとっては気軽に読めてかつその分野の概要を把握することができる良書といえるだろう。[愛称:これ進]
〔原著 Discovering Evolutionary Ecology(Oxford Univ.Press、2006)〕
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