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我々は、あの〈暗黒の木曜日〉に何を学ぶか。株価は七分の一に暴落、銀行倒産六千件、失業者千万人……。難解な専門用語や数式を用いず、当時の新聞記事や証言から、庶民の目に映った大恐慌期の米国を再現。
世界的な金融不安、急速な株価の下落、個人消費の低迷、諸国家の財政赤字と社会保障危機……。昨今、真実味をもって世界大恐慌の危機が囁かれています。
本書は、長年にわたり大恐慌期の米国経済史を研究してきた経済学者による、大恐慌の分析と対処の提言です。
1929年10月24日、ニューヨーク株式市場は突如、大暴落をはじめます。「暗黒の木曜日」、世界大恐慌の勃発です。株価は7分の1に下落、銀行倒産は6000件、失業者1000万人……。難解な専門用語や数式を用いず、当時の新聞記事やなまなましい労働者の証言などから、庶民の目に映った経済破綻と、打ち出された数々の経済政策を丹念に描き、混沌の坩堝にあった大恐慌期の米国を再現します。
さらに大恐慌が日本に波及した「昭和恐慌」の実態と、井上準之助・高橋是清の経済政策にまで筆をのばします。
80年の時を経て、史実から何を学ぶべきかを読者に問い続ける、非常に時宜に適った一冊です。
(原本/秋元英一『世界大恐慌――1929年に何がおこったか』1999年、講談社選書メチエ)
●主な内容
プロローグ 大恐慌はくりかえされるか
第一章 暗黒の木曜日
第二章 市民たちの大恐慌
第三章 市場崩壊のメカニズム
第四章 ニューディールの景気刺激策
第五章 ケインズ理論への道
エピローグ 1929年のアメリカと平成不況下の日本
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