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出版社
小学館
著者名
仙川環
価格
628円(本体571円+税)
発行年月
2009年2月
判型
文庫
ISBN
9784094083576

大ヒット『感染』の仙川環、待望の最新作!

父親が急逝してやむなく実家の医院を引き継いだ成田真澄(なりたますみ)は、中央から田舎の町医者に転じた未練に悶々とする中、従妹が原因不明の病に倒れ、治療方法も分からぬまま死に至らせてしまう。そしてその友達も同様の死を遂げる。友人で獣医の渡良瀬敦彦(わたらせあつひこ)と共に真相を探るうち、その症状が狂犬病と酷似していることが判明した。国内では撲滅したはずの殺人ウイルスが約半世紀を経て再上陸したのだ。政府の正式発表により町民はワクチンを求めてパニックに陥り、飼い犬の無差別殺害も続出した。はたしてその感染源は――!? 『感染』の仙川環が新たな境地を開くパニックサスペンス大作の登場だ。

【編集担当からのおすすめ情報】
本書の参考文献の項にも書いていますが、執筆にあたり、元国立予防衛生研究所(現・国立感染症研究所)の神山恒夫先生に、わが国の狂犬病の現状を取材させていただきました。狂犬病予防接種率が年々低下する中で、本書に書かれた内容が現実になる日もそう遠くはないかもしれません!!!

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