合本三太郎の日記

角川選書

合本三太郎の日記

1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります

出版社
角川学芸出版
著者名
阿部次郎
価格
3,080円(本体2,800円+税)
発行年月
2008年11月
判型
B6
ISBN
9784047034396

角川選書創刊第1号は、1968年9月20日初版の『合本 三太郎の日記』。永遠の青春の書として大正・昭和期の学生の必読の書であった。「三太郎」に仮託して綴られる、著者の苦悩と内省、自己を確立していく豊かな感受性と真摯で強靭な思索のあとは、多くの学生に圧倒的な共感をもって支持され、愛読されてきた。人間存在の統一原理を、真善美の追究による自己の尊厳という「人格」におく、著者の「人格主義」につながる思想が横溢。青春のバイブルと称された。

〈目次〉
〓三太郎の日記 序

三太郎の日記 第一
  自序
  断片
  三太郎の日記
  一 痴者の歌
  二 ヘルメノフの言葉
  三 心の影
  四 人生と抽象
  五 さまざまのおもい
  六 夢想の家
  七 山上の思索
  八 生と死と
  九 三様の対立
  十 蚊帳
  十一 別れの時
  十二 影の人
  十三 三五郎の詩
  十四 内面的道徳
  十五 生存の疑惑
  十六 個性、芸術、自然
  十七 年少の諸友の前に
  十八 沈潜のこころ
  十九 人と天才と
  二十 自己を語る

三太郎の日記 第二
  一 思想と実行
  二 思想と現実
  三 遅き歩み
  四 形影の問答
  五 聖フランチェスコとスタンダール
  六 愛と僧と
  七 意義を明らかにす
  八 郊外の晩春
  九 蝦と蟹
  十 Aに
  十一 砕かれざる心

三太郎の日記 第三
  一 自ら疑う
  二 散歩の途上
  三 去年の日記から
  四 日常些事
  五 懊悩
  六 “Ivan’s Nightmare”(メフィストの言葉)
  七 病床の傍にて
  八 二つの途
  九 芸術のための芸術と人生のための芸術
  十 不一致の要求
  十一 身辺雑事
  十二 善と悪
  十三 夏目先生のこと
  十四 一つの解釈
  十五 思想上の民族主義
  十六 奉仕と服従
  十七 某大学の卒業生と別るる辞

付録
  親友
  狐火
  西川の日記
    一 さすらい(第一)
    二 さすらい(第二)
    三 山の手の秋

痴人とその二つの影

合本三太郎の日記の後に



解説

参考文献

年譜

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top