梨本宮伊都子妃の日記

小学館文庫

梨本宮伊都子妃の日記

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出版社
小学館
著者名
小田部雄次
価格
1,320円(本体1,200円+税)
発行年月
2008年11月
判型
文庫
ISBN
9784094083255

「そも皇室婚嫁令定まりてより初めて、皇族第一番の御婚儀、実に名誉此上なし。十九年の長年月、親の御膝下に成長し、何の苦もなく幸福なる生活を続け、夢の間に十九年は経ちた。あゝ今日よりは皇室の人となり、世に立たねばならぬ身、思へば只心配のみ」(伊都子妃の日記 明治33年11月28日より)。侯爵鍋島家に生を受け、皇族梨本宮家に嫁ぎ、そして太平洋戦争後は平民となった伊都子妃。明治・大正・昭和の各時代を、77年間にわたって綴った日記が、その波瀾の生涯を紡ぎ出す。近代日本の歩みを読み解く道標となる本、待望の文庫化。

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