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「(メディア)の議題設定仮説が最初に提起されてからすでに四半世紀が過ぎようとしている。
この間にこの仮説をめぐってじつに多くの理論的実証的検討がなされてきた。
では議題設定仮説は、マスメディアの社会的役割をどう説明しようとするものなのか。
実証研究の結果として何が明らかになり、何がまだ明らかになっていないのか。
総じていえば、議題設定研究はマスコミュニケーション活動に対するわれわれの理解に
どのような貢献をなしてきたのだろうか。」(序章より抜粋)
メディア側の価値判断により取捨選択されて伝わるニュースは、
受け手の社会認識に影響を及ぼすという議題設定効果に着目。
この機能をめぐる実証研究や発展方法等について論じ、マスメディアの社会的役割を問う。
最近の動向を加えた増補版。
初版は、1999年度大川出版賞受賞。
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