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展望社創業40周年記念出版!!
【監修】森永卓郎
物価というのは、所得とならんで、我々の生活の最も身近な経済指標である。
米価から総理大臣の給与まで、近代日本百年余の物価の推移がひと目でわかる!
(編者あとがきより)
130年余をさかのぼる明治時代は、国民こぞって新生の近代国家に進もうとする黎明期であった。
わが国で、商品の市価動向をみる公的な物価統計調査は明治6年から開始されている。物価の変遷・推移の記録は、経済活動の全景を伝達する貫重な資料である。と同時にその時代の国家の状況と国民生活の実相を脈々と伝える広義の文化的遺産といえる。ときにはその数字が厳粛な歴史の証人となる。
本書は、物価統計の年次の累積にとどまるものではない。物価変遷を基盤に、物価が引き起こす事象にも焦点をすえ、社会史、文化史の役割を指向している。そのため関連の高い政治、経済、社会、文化の事項も包含した。
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