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中世以来今日まで、『東方見聞録』は多くの場合荒唐無稽な文学的奇談として扱われ、マルコ・ポーロは、「嘘つきマルコ」と呼ばれることさえあった。本書は、幾多の研究成果を検証するとともに、マルコの出自や当時の商習慣、モンゴル帝国や中国の文化にも目配りして『見聞録』誕生の経緯と目的、受容の歴史を描き、『見聞録』を文化的・歴史的に定位しつつ第一級の地理学書として再評価する。
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