" 深遠な生命現象領域の課題に取り組むには、物質と生体機能との関連性を分子レベルで理解することが極めて大切である。本書は、若い学生や研究者に、生命現象に関連する多くの生体反応や生体機能を""有機化学の言葉""で理解してもらうことを目的として編纂が行われた。
まず、生体を構成する糖質、脂質、アミノ酸・タンパク質および核酸の4大物質群を対象とする生体分子の有機化学を解説し、各生体成分の物質代謝やエネルギー変換についても論述。そして、それらの反応を触媒する酵素や、反応が進行する場である細胞についても記述している。さらに、生体内情報伝達、免疫、そしてヒトの疾病で大きな位置を占める""がん""や医薬品、近年大きな分野に成長したバイオテクノロジーの基礎と遺伝子組換え技術についても詳述している。
初版は理系の大学生向けのライフサイエンス系の授業科目の教科書として2005年に刊行された。第2版では全章にわたっての訂正・加筆とともに図表の修正を行い、より理解しやすい構成に務めた。"
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