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トルストイの名作民話は人類共有の福音書!
鏡に映る自分の姿がはっきりと見えてくる
エゴを捨て「愚」を求めれば「智」が見えてくる。トルストイが問うほんものの生き方!
エゴがあらゆる不幸の原因とわかっていても、そのエゴを捨てることができないのが、わたしたち人間です。(中略)愚かなわたしたちにも、一歩だけ神に近づける方法が、ひとつあります。それが何かといえば、自分の愚かさに気づくことです。それに気づいているのと、気づいていないのとでは、大きなちがいがあります。なぜなら、人間が他者に見せるあらゆる傲慢は、強烈なエゴを持ちながら、それを自覚できないままでいる自分に対する無知に原因しているからです。自分に対して無知な人間こそが、善人のふりをしながら、他者に対して、もっとも冷酷なことをやってのけるのです。『イワンの馬鹿』とそれに連なるトルストイの作品は、どこまでもエゴイスティックなわたしたち自身の姿を、ありありと映し出してくれる心の鏡だと言えます。
●愚者の深い知恵
●「イワンの馬鹿」とはタオのこと
●モノを作る喜び
●孫よりも元気だったじいさん
●欲張りもせず焦りもせず
●足るを知る知恵
●ただ<愛>で生きるのみ
●愛のために働き愛によって生きる
●今をていねいに生きる
●彼らはキリストだった
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