取り寄せ不可
アンセルムスによる「時間をめぐる思想」が転回する歴史の一断面を描き、西欧中世の神学理論が世界に及ぼした威カを論証する。
11世紀イギリスの神学者、アンセルムスは、神を理性的に把握する学術形態を創始したことで知られる。時間軸のなか視点を自在に移動させ、仮説からの推論により答えを導くその理論は、当時の世俗権力をめぐる争い(叙任権闘争)を見事決着させる。特定の権威に拠らない〈論理〉が現実を動かす近代社会の萌芽を西欧中世の神学理論に見る。
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。