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ユダヤ系ドイツ人の家庭に生まれた少年ロバート・カーン(Robert W. Cahn)は,ナチスに追われてスペインに難を逃れ,12歳のとき戦時下の英国に渡った.ケンブリッジ大学に学び,原子力研究所やいくつかの大学で,材料科学に関する研究を行い,多くの後進を育てた.
本書は著者が80歳のときに記した回想録であり,ユダヤ人としての自らの祖先,家庭,ドイツにおける迫害とそれからの逃亡,英国における学校生活,ケンブリッジにおける青春,結婚,文学・芸術・登山への傾倒について語っている.また,学術雑誌の刊行,編集者としての苦労と喜び,国際交流,ドイツに対する感情,欧州連合への想いについても述べている.
ヨーロッパの現代史・西欧知識人の教養とその背景・新構想大学(サセックス)における研究と教育・材料科学という学問分野の形成過程などを知る上でも好個の読み物である.―訳 者―
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