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あらゆる暴力に立ち向かう普遍的地平を提出
現代「暴力論」の決定版!
本書は、テロリズムや都市での青少年暴力などに長年にわたり取り組んできた著者の集大成的な著作である。
暴力には常に不可解な側面があり、そこに暴力の本質があり、またそのために過去のどのアプローチの仕方によっても暴力はとらえきれない、と著者はみる。本書が目指しているのは、この不可解な側面をもつ暴力を理解しそれに立ち向かうための分析道具を提示することである。
全体は3部構成からなり、第1部においては、1960年代以降暴力をとりまく状況および暴力現象そのものがどのように変化してきたか、とりわけ冷戦の終結と労働運動の衰退、それにグローバリゼーションが暴力の観点からどのような意味をもつことになったのかを検討する。
第2部においては、第1部で検討された現状をふまえて、過去に試みられたさまざまなアプローチがどのような点で有効であり、どのような点で不十分であるのかを具体的に明らかにしている。
そして第3部において、主体概念の再生による著者独自のアプローチ法を提示するにいたる。
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