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法秩序と生とのあいだの閾に降り立ったところからの、政治への問いかけ──。「世界的内戦」下の現代にあって統治のパラダイムと化した「例外状態」。そのミニチュア・モデルを古代ローマにおけるユースティティウム=「法の停止」に求めつつ、法の空白をめぐるシュミット=ベンヤミンの戦いの意味を批判的に検討する。「ホモ・サケル」シリーズ第3弾!
目次
第1章 統治のパラダイムとしての例外状態
第2章 法律‐の‐力
第3章 ユースティティウム
第4章 空白をめぐる巨人族の戦い
第5章 祝祭・服喪・アノミー
第6章 権威と権限
訳者解説 例外状態をめぐって──シュミット、ベンヤミン、アガンベン 上村忠男
参考文献
※第2章タイトル中の「法律」には×印が付されています。
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