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" アウシュビッツでの大量殺戮が行われるわずか1年半前、多くのユダヤ人を収容所行きから救った1人の日本人外交官がいた。彼の名前は杉原千畝、元リトアニア領事代理である。彼が発給した日本通過ビザは約2,000枚。死神の魔の手から逃れられた人は6,000人にも及ぶという。
10年前にアウシュビッツを訪れ収容所跡をカメラに収めた著者は、ユダヤ人排斥の嵐が吹き荒れるポーランドを逃れた人々がリトアニアから、シベリア鉄道、ウラジボストーク、日本へと生への逃避行を続けたのと同じ経路を辿る旅を続けた。
そして、行く先々で千畝の行為を称え顕彰する人々との出会いがあった。ニューヨークでは〝Do the Right Thing〝というエッセイ・コンテストをしているシルビア・スモーラ博士に出会った。彼女は日本からアメリカへと逃れたのだが、当時は杉原の存在を知らなかったという。
本書は約80点の写真を収録し、日本文・英文の両方で書かれている。"
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