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日本で初めて仏教の戒律を授けた鑑真は、日本に来て9年、763年、76歳の波乱の生涯を閉じた。日本朝廷の依頼で日本への渡来を決意したのは55歳のとき、しかしそれは苦難の道の始まりだった。当時の唐王朝の許可は得られず密出国の形で行われたからだ。5回におよぶ失敗にもめげず、6回目、やっと実現したが、その間、遭難、失明、弟子の死と幾多の苦難が襲い掛かる。最後の船出でついに日本本土鹿児島県秋目浦を経て、奈良へ辿り着き、唐招提寺が建立される。そこまで鑑真を駆り立てたものはなんだったのか。生と死の間を生き、日本において、別の生への転生を願ったのではないか……。ふんだんに収められた写真もまた、鑑真の心の旅を表出している。
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