取り寄せ不可
▼第1話/穀粉(こな)を訪ねて▼第2話/下手な字▼第3話/下手っぴな友情▼第4話/来年の最中▼第5話/正確に美しく▼第6話/最中の由来で▼第7話/餅は餅屋▼第8話/一番(いっち)いい顔▼第9話/朝な夕な
●主な登場人物/安藤奈津(洋菓子職人を志し、専門学校で学んだ20歳。和菓子の奥深さに心ひかれ、満月堂で働くことに)、梅吉&竹蔵(満月堂の職人。奈津を一人前の職人に育てるため、心構えに至るまで厳しく教え込む)、月岡光子(満月堂の女将。亡き夫は店の若旦那だった。老舗の味とのれんを守るため、奈津に期待を寄せる)
●あらすじ/満月堂の女将・光子のもとに、日本橋の老舗百貨店の社員がやって来た。なんでも年末に行うイベントへの参加をお願いしに来たという。そのイベントとは、選び抜かれた5軒の老舗和菓子屋の女将や女職人が、最中の皮に餡を詰める実演販売をし、競い合うというもの。だが、一度も満月堂の最中を食べたことがない彼らに、光子が店の選び方を尋ねてみると、獅子屋の外崎社長の推薦だという。それを聞いた奈津は…(第4話)。
●本巻の特徴/今は亡き満月堂の若旦那とも取り引きのあった近江屋百貨店。そこで開かれるイベントで、満月堂を代表してお客の前に立つことになった奈津。大勢の人たちに満月堂の味を知ってもらえるチャンスと、気合いを入れて稽古に励むが、その成果は…!?
●その他の登場人物/大住喜八郎(なにかと奈津の世話を焼く、満月堂の常連客。実は大企業の会長で、奈津の父を後継者にと考えていた)、外崎冬実(銀座の有名店・獅子屋の、驕れるお嬢様。奈津と満月堂を逆恨みし、父とともに策謀を練る)、外崎浩一郎(業界最大手・獅子屋の、冷徹かつ有能な経営者。娘には手を焼いている節も?)、秋山伊兵衛(獅子屋が誇る凄腕の和菓子職人)、一ツ橋あやめ(茶道の名門・一ツ橋流の家元。満月堂を高く評価し、奈津にも目をかけている)、田沼信太郎(浅草の老舗牛鍋屋「田能久」の若旦那。奈津に一目惚れ)
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