出版社よりお取り寄せ(通常3日~20日で出荷)
※20日以内での商品確保が難しい場合、キャンセルさせて頂きます
毛沢東思想を受け継ぐための脱神話化の試み──。毛沢東についての公式見解、「前半は功績があり後半は誤りがある」は、はたして妥当なのだろうか? 毛の「功績」と「誤り」とのあいだの思想史的な連関を解明し、内在的理解を試みる。陽明学研究からはじめた中国政治思想史研究者の著者の、長年の研究の成果。
目次
はじめに
序章 二つの毛沢東神話
はじめに
1 エドガー・スノーの毛沢東
『中国の赤い星』
読者の協同
アップデートの努力
2 ハン・スーインの毛沢東
『朝の氾濫』(一九七二年)
『塔の中の風』(一九七六)、『二つの扉』(一九八〇)──もうひとつの顔
偶像破壊
おわりに
附論
第一章 楊昌済──東西文明の「融合」と衝突
1 問題
2 楊昌済と東西融合論
3 楊昌済と陸王学
4 楊昌済と近代西欧思想
5 東西衝突
おわりに
第二章 『倫理学原理』批注
はじめに
1 F・パウルゼン『倫理学原理』
2 革命的心情
3 宋明学への固着
おわりに
第三章 共産主義宣言
はじめに
1 民衆の大連合
2 クロポトキン
3 デューイもしくは胡適
4 婦人解放論と旧中国批判
5 湖南自治運動
6 マルクス方式の採用
おわりに
第四章 『中国社会各階級の分析』への一考察
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。