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本書は、同じく心の危機と臨床の知のシリーズ第9巻にあたる。戦後の日本の学歴社会、効率主義は結局私たちになにをもたらしたのか。消費文化とは、必ずしも豊かさ、幸福感だけに結びつくものではなく、消尽や破壊の欲望とも結びついたものである。たとえば、教育現場では、その「効率主義」に子供たちが押しつぶされており心理療法の現場で表面化する事態は数多い。さらに本来消費主義とは無縁にみえるような、心理療法そのものまでがマクドナルドの商品のようになっている。私たちはただただこうした消費活動の中にとりこまれていくしかないのだろうか。こうした消費プロセスに対して、芸術をはじめとする「創造」活動のなかに抵抗線を探ることは可能であろうか?「市場競争主義と臨床心理学」「青少年支援のベースステーション」「トラウマと「いま」」「消費とカタストロフィ」など美学研究者、心理療法家、精神科医、建築評論家が領域をこえた立場から論じる。
執筆者 飯島洋一/大森与利子/笹岡敬/田中俊英/谷本尚子/西欣也/羽下大信/森茂起/山口直彦/吉岡洋/川田都樹子
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