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非合理性が日常にもたらすつまずきやほころびを丹念に解きほぐし、私たちの行為を新しい観点から捉える一風変わった哲学入門。
自分の過ちを認めたくないあまりに過ちはないと信じこむ「自己欺瞞」、自分ではなく他人にとってよいことを最終的な目的として行為する「自己犠牲」。いずれも、自分自身のことであってもうまく説明のできない非合理的な事態である。この謎めいた事態を論理学を使って明確に語りなおし、私たちの「合理性」と「非合理性」の実際に迫る。
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