怪談前後

角川選書

怪談前後

取り寄せ不可

出版社
角川学芸出版
著者名
大塚英志
価格
3,080円(本体2,800円+税)
発行年月
2007年1月
判型
B6
ISBN
9784047034013

明治四〇年前後の「怪談の時代」を同時代として生きながら、「それぞれの自然主義」のあり方として民俗学と私小説を立ち上げた柳田國男と田山花袋。「自然主義」をめぐる「怪談の時代」の顛末を描き出す。

〈目次〉
序章 『遠野物語』序文を読む──未だ民俗学ではない書物として

第一章 内面嫌い

第二章 野蛮の書式

第三章 隘勇線への視線

第四章 自然児の人生

第五章 「私怪談」と現実の更新

第六章 部屋の小説家

第七章 魔法使いの孫

第八章 偽私としての安堵

第九章 地震と新開地

第十章 手紙の啓蒙家

第十一章 美知代の反撃

第十二章 第六感の自然主義

終章 「世間話」の改良

   あとがき

   主要参考文献

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