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わが国ではフランス語というとフランス本国はもちろんのこと、ベルギー、スイス、イタリアのフランス語圏、つまりはヨーロッパの中心で主として話されている言葉だと思っている人が多いはずだ。さらにはフランス語・文学に関心をもっているならば、フランス語は北米のカナダの公用語のひとつであり、とくにケベック州では大半のカナダ人がこの言葉を母語としていること、またかつてフランスが宗主国であったアフリカ諸国・太平洋の赤道近くにある諸国でも話されていることくらいのことを知っているだろう。本書は、ケベックを含む北米各地のフランス語の現状だけではなく、フランスからの最初の植民者[=アカディアン]が辿った歴史と現在にいたるまでの現実を、歴史的・文化的なコンテクストに位置づけて考察した論考である。文化人類学的アプローチで、北米におけるフランス語の《過去》と《現在》を再考する。
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