カップルのパートナーシップの形は、法律婚だけでなく、結婚を選ばない事実婚や、結婚を選べない同性間パートナーシップなど、近年、多様化している。だが、社会の理解や法的保護が不充分なため、そうしたカップルの権利を守ることができず、さまざまな問題が発生している。
本書は、実際の生活における問題点を取り上げ、その対応策を提案し、パートナーシップをめぐる世界的な動きを紹介しながら、新たなパートナーシップ制度を考える。
増補改訂版では、アメリカで同性婚が認められるなど、最近の世界各国における同性婚承認の動きや、日本国内では渋谷区や世田谷区での「同性パートナーシップ証明」の制定など社会的理解の進展を踏まえ、全面的に内容を改め増補した。
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