司馬遼太郎対話選集 9

アジアの中の日本

文春文庫

司馬遼太郎対話選集

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出版社
文藝春秋
著者名
司馬遼太郎 , 関川夏央
価格
649円(本体590円+税)
発行年月
2006年11月
判型
文庫
ISBN
9784167663292

中華文明の中心に対してもさることながら、モンゴルから発して文明周縁により深い興味を抱く司馬遼太郎は、ベトナム、福建、西域、台湾をよく見ようとした。周縁好みはヨーロッパ文明にもおよんで、スコットランド、アイルランド、バスク、ポルトガルを旅させ、アメリカをヨーロッパの周縁として観察させた。残る宿題はマジャール人のハンガリーのみであった。韓国も中華文明の周縁として興味の対象ではあったものの、その「民族主義」による声高な正邪論の照射力に疲れたか、やや冷淡であった(解説・解題 関川夏央より)。



普遍的な思想より技術にはしる日本的特質を見、他のアジア諸国と比較しつつ近代の展開を考える5人との白熱の対話。



目次



日本人の異国交際 桑原武夫



中国を考える 陳舜臣

近代における中国と日本の明暗

日本の侵略と大陸の荒廃



モンゴル、「文明」と「文化」のいま 開高健



歴史の交差路にて 陳舜臣 金達寿

風土と習俗

近代への足どり



韓国、そして日本 李御寧





「絶対」という観念のない風土で書く 解説・解題 関川夏央

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