現代日本文学論争史 中巻 新版

現代日本文学論争史

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出版社
未来社
著者名
平野謙 , 小田切秀雄 , 山本健吉
価格
6,380円(本体5,800円+税)
発行年月
2006年9月
判型
A5
ISBN
9784624601058

《書物復権2006》 大正末期から戦前までの二十余年の間に交わされた激論、全二十五論争を三巻に収録。文学には何が出来るのか、時代・社会におけるその役割とは何か──。有島武郎・菊池寛・小林秀雄・中野重治・芥川龍之介・谷崎潤一郎・永井荷風・川端康成・保田與重郎・高見順ほか。半世紀前のロングセラーを復刊、文壇が熱かった時代がここに甦る。
目次
藝術的価値論争
  政治的価値と藝術的価値──マルクス主義的文學理論の再吟味……平林初之輔
  マルクス主義文學理論の一批判──政治的価値と藝術的価値との対立を中心として……谷川徹三
  マルクス主義文藝の自殺か暗殺か
    ──平林初之輔氏の「マルクス主義文學理論の再吟味」の再吟味……大宅壮一
  諸家の藝術価値理論の批判……平林初之輔
  谷川氏のマルクス主義文學理論の批判の批判……青野季吉
  史的藝術科學の樹立へ……勝本清一郎
  藝術に政治的価値なんてものはない
    ──「政治的価値と藝術的価値」とか「文藝批評の座標」とか
    「批評の基準」とかいうものについて……中野重治
  評価の科學性について……宮本顯治
  藝術的価値と政治的価値……窪川鶴次郎

新興藝術派・プロレタリア文學論争
  藝術派宣言──新藝術派は如何にして起り、何を為すかの問題……雅川滉
  新興藝術派を嘲笑する……間宮茂輔
  新藝術派は何故に擡頭したか!……久野豊彦
  藝術派への攻撃に逆襲する……雅川滉
  新藝術派の特質、位置……小宮山

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