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《書物復権2006》 大正末期から戦前までの二十余年の間に交わされた激論、全二十五論争を三巻に収録。文学には何が出来るのか、時代・社会におけるその役割とは何か──。有島武郎・菊池寛・小林秀雄・中野重治・芥川龍之介・谷崎潤一郎・永井荷風・川端康成・保田與重郎・高見順ほか。半世紀前のロングセラーを復刊、文壇が熱かった時代がここに甦る。
目次
藝術的価値論争
政治的価値と藝術的価値──マルクス主義的文學理論の再吟味……平林初之輔
マルクス主義文學理論の一批判──政治的価値と藝術的価値との対立を中心として……谷川徹三
マルクス主義文藝の自殺か暗殺か
──平林初之輔氏の「マルクス主義文學理論の再吟味」の再吟味……大宅壮一
諸家の藝術価値理論の批判……平林初之輔
谷川氏のマルクス主義文學理論の批判の批判……青野季吉
史的藝術科學の樹立へ……勝本清一郎
藝術に政治的価値なんてものはない
──「政治的価値と藝術的価値」とか「文藝批評の座標」とか
「批評の基準」とかいうものについて……中野重治
評価の科學性について……宮本顯治
藝術的価値と政治的価値……窪川鶴次郎
新興藝術派・プロレタリア文學論争
藝術派宣言──新藝術派は如何にして起り、何を為すかの問題……雅川滉
新興藝術派を嘲笑する……間宮茂輔
新藝術派は何故に擡頭したか!……久野豊彦
藝術派への攻撃に逆襲する……雅川滉
新藝術派の特質、位置……小宮山
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