《書物復権2006》 大正末期から戦前までの二十余年の間に交わされた激論、全二十五論争を三巻に収録。文学には何が出来るのか、時代・社会におけるその役割とは何か──。有島武郎・菊池寛・小林秀雄・中野重治・芥川龍之介・谷崎潤一郎・永井荷風・川端康成・保田與重郎・高見順ほか。半世紀前のロングセラーを復刊、文壇が熱かった時代がここに甦る。
目次
シェストフ論争
不安の思想とその超克……三木清
主体的リアリズムの精神……藤原定
レオ・シェストフの「悲劇の哲學」……小林秀雄
『虚無よりの創造』跋──レオ・シェストフについて……河上徹太郎
シェストフ的不安について……三木清
「悲劇の哲學」に関するノート……青野季吉
シェストフの思想……阿部六郎
シェストフ否定論……板垣直子
シェストフ的現象に就いて……戸坂潤
純粋小説論争
純粋小説論……横光利一
純粋小説論について(文藝時評)……中村光夫
小説論における必然と偶然……森山啓
「純粋小説論」の反響……川端康成
文學の通俗化と純粋小説論……窪川鶴次郎
思想と実生活論争
トルストイについて……正宗白鳥
作家の顔……小林秀雄
文藝時評(抄) 「抽象的煩悶」……正宗白鳥
思想と実生活……小林秀雄
文藝時評(抄) 「思想と実生活」……正宗白鳥
文學者の思想と実生活……小林秀雄
中野重治・小林秀雄論争
文藝時評について……
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