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《書物復権2006》 大正末期から戦前までの二十余年の間に交わされた激論、全二十五論争を三巻に収録。文学には何が出来るのか、時代・社会におけるその役割とは何か──。有島武郎・菊池寛・小林秀雄・中野重治・芥川龍之介・谷崎潤一郎・永井荷風・川端康成・保田與重郎・高見順ほか。半世紀前のロングセラーを復刊、文壇が熱かった時代がここに甦る。
目次
「宣言一つ」をめぐる論争
宣言一つ……有島武郎
有島武郎氏の窮屈な考え方……廣津和郎
廣津氏に答う……有島武郎
階級藝術の問題……片上伸
有島武郎氏の絶望の宣言……堺利彦
個人主義者と社会主義者(抄)……河上肇
内容的価値論争
文藝作品の内容的価値……菊池寛
菊池寛氏の「文藝作品の内容的価値」を駁す……里見■(とん)
再論「文藝作品の内容的価値」──里見■(とん)氏の反駁に答う……菊池寛
散文藝術論争
散文藝術の位置……廣津和郎
散文精神の発生……佐藤春夫
認識不足の美學者二人
──所謂「直ぐ人生の隣りにいる」散文藝術に関する廣津砂佐藤二君の謬見……生田長江
再び散文藝術の位置に就いて──生田長江氏に答う……廣津和郎
私小説論争
本格小説と心境小説と……中村武羅夫
日常生活を偏重する悪傾向(を論じて、随筆、心境小説などの諸問題に及ぶ)……生田長江
私小説と心境小説……久米正雄
「私小説」私見……宇野浩二
イヒ・ロオマンのこと…
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