取り寄せ不可
暴力・窃盗・非行、親から見放された子どもたち、未成年者にかかわる法的側面の一切が少年裁判所で決定される。とはいえ、裁判所のなかには法廷がたくさんあって、そこに大勢の裁判官が出入りし、そのつど入替制で裁判するのかといえばそうではない。一人の裁判官が始めから終わりまで裁判をするのだ。少なくとも、少年裁判所ではそうなっている。少年少女による凶悪な犯罪を裁く「ミンダ少年裁判所」(シドニー)。初の民間公募裁判官で、女性裁判官となったホルボロー女史。就任初日から、凶悪犯罪を犯した少年少女、身に抱える問題で非行に走った少年少女、そして親元から離れて暮らす少年少女、彼らと接する毎日を送る。長年、判事を務めた女史が、少年犯罪、そして少年の福祉に関わる多くの事件のなかから子どもたちを通して現れた社会の問題点を探る。
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