美学の古典、カント『判断力批判』をデリダが鮮やかに読み替える! 〈アート〉(技術=芸術)の体系を人間学-神学的にヒエラルキー化するカントの〈美の分析論〉の言説を丹念に追いつつ、そこにひとつのポリティカル・エコノミーが作動している内実を、脱構築的読解をつうじて明らかにする。純粋趣味判断の体系にとって
まったく異なる他者は何か? 何がそこから排除されるのか? ──瑞々しく才気煥発な思考が炸裂する1975年の単行本未収録論文。
目次
エコノミメーシス
〔はじめに〕
ミメーシスとしての産出
口例性
訳註
カント「美的判断の批判」とエコノミメーシス――解題に代えて 湯浅博雄
訳者あとがき
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。