アール・ヌーヴォー建築の巨匠ヴィクトル・オルタの自宅兼アトリエ(ベルギー・ブリュッセル/1901年竣工)。世界遺産に選ばれたオルタ40歳の傑作は、建築と装飾が小粋で華麗に融合し、近代建築前夜のすべてが手作りの良さを見せる。
ヴィクトル・オルタ(1861-1947)
ベルギーの建築家。東部の古都ゲント生まれ。1878年から1880までパリで学び、帰国後、ブリュッセルのアカデミーで学びながら建築家バラの事務所で働く。1893年のタッセル邸で、ヨーロッパ建築界にアール・ヌーヴォーの寵児としてデビュー。鉄・木・ガラスなどの材料を華やかに使った芳醇な空間は、当時のヨーロッパに衝撃を与えた。発展途上の都市・ブリュッセルを舞台に、多数のアール・ヌーヴォーの住宅、商業建築、労働者の厚生施設「人民の家」などを建てる。1920年代以降は古典主義の作風に転じた。
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