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マイセン、ウェッジウッド、セーヴルなど、日本でもよく知られるヨーロッパ名窯の宮廷陶磁を一堂に会し、名窯ごとの秘められた物語と華麗なる名品の数々を紹介。その美の魅力と歴史がわかる初めての入門書。
〈目次〉
プロローグ
1 東洋磁器への憧れと宮廷文化
1-1 ヨーロッパへ舶載された東洋磁器の大フィーバー
〈コラム〉「メディチ磁器」─メディチ家が支援したヨーロッパ初の「磁器」生産
1-2 宮廷人が愛した華麗・絢爛の古伊万里
1-3 シノワズリーの室内装飾、磁器室の誕生
1-4 「オランダ磁器」と呼ばれたデルフト・ファイアンス
〈コラム〉時代を映したオランダ・タイル
1-5 壮麗な祝宴、フランスの宮廷正餐会
〈コラム〉待望のデザートタイムはお菓子の庭園の磁器彫像とともに
1-6 セーヴルへの道、ルーアン窯からヴァンセンヌ窯へ
2 ヨーロッパ宮廷磁器の誕生
2-1 ドイツのマイセン王立磁器製作所─ヨーロッパ磁器の誕生
(1)「磁器の開発者」ベットガーの時代/(2)宮廷画家へロルトの時代/(3)彫刻家ケンドラーの時代
2-2 オーストリア・ウィーンの磁器製作所─デュ・パキエ
2-3 フランスの王立セーヴル磁器製作所とポンパドゥール夫人
2-4 イタリアが誇るドッチア窯とジノリ
2-5 デンマークの王立磁器工場、ロイヤル・コペンハーゲン
2-6 イギリスのウェッジウッド─クィーンズ・ウェアとジャスパー・ウェア
2-7 ハンガリー、モール・フィッシャーとヘレンド磁器窯
3 宮廷陶磁のかたちと飾り
3-1 彫像(フィギュア)の名作
3-2 室内の飾り
3-3 喫茶の器
3-4 ディナーの器
3-5 セルヴィスの名作
主要参考文献・図版出版一覧
エピローグ
〈執筆〉1-6、2-3・4・6・7(前田正明)
1-1~5、2-1・2・5、3-1~5(櫻庭美咲)
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