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歴史小説における西国史観から離れた東国史観での戦国日本を描く意欲作! 巨大な渦は徐々にその力を強め、その渦を創った張本人である故信長の織田家も、関東に百年の栄華を誇った北条家も、瞬く間にそれに飲み込まれていった。そして、その渦の中心には一匹の“猿”がいた。朝鮮出兵最前線の肥前名護屋の陣で二人の男が出会った。落魄の身となった二人の男、織田信雄と北条氏規。一人はおのれの才に見合わぬ天命を嘆き、一人はその使命をまっとうすることさえ覚束なかった。 信雄が繰り返した悲喜劇と、天才氏規、苦渋の日々の回想を軸に、肥前名護屋の陣を舞台に描く歴史大長編。本能寺、清洲会議、賤ヶ岳、小牧長久手をめぐる信雄と、小田原合戦前夜、決戦回避に全力を尽くす氏規は、敵味方となり、あいまみえた韮山攻防戦でクライマックスを迎える。
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