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2006年は人工知能学会創設20周年となることから学会の総力をあげて本書を編纂。本書は、「人工知能」という学問分野の特徴である学際性に鑑みて、単に本学会内にとどまらず、自然科学・社会科学・人文科学の枠を越え、さらには産官学連携の基ともなる「知の共有」を目指し、広く学術の核となるものを纏め上げている。人間の知能そのもの、あるいは人間の心に興味のある読者すべてに役立つ事典である。
●推薦のことば
長尾 [まこと] (情報通信研究機構理事長・前 京都大学総長)
わが国も世界に向けて絶えず先端技術を発信し貢献しつづけている学術分野「人工知能」は、近年さらに大きなうねりを形成しています。その広範・多岐にわたる多様な分野を“学”としてこのように整理・集大成された関係者のすべての皆さまに、最大の賛辞を贈ります。
白井克彦 (早稲田大学総長)
人文科学・社会科学・自然科学と、あらゆる学問分野の枠を越えて「人工知能」に関する学術は大きな変貌と発展を遂げつつあります。また一方、社会へのインパクトには正に眼をみはるものがあります。今世紀の科学技術の新分野を拓くすべての学生・教師・研究者・技術者の皆さまにとって、座右の事典となることでしょう。
安西祐一郎 (慶應義塾長)
夢と希望を与える人間探究としての“学”「人工知能」は、すでに驚くほど身近な多くの成果物を我々に与えてくれています。今世紀では、人工知能学がさらに驚異的な発展を遂げ、人間活動を広く支援し、劇的に世界を変革してゆくことが期待できるでしょう。「人工知能」にかかわる知の礎として、本事典の活用を広くお薦めします。
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