すらすら読める論語

すらすら読める論語

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出版社
講談社
著者名
加地伸行
価格
1,760円(本体1,600円+税)
発行年月
2005年11月
判型
B6
ISBN
9784062128674

孔子は言う、知識のみを追い求める人間、小人(知識人)になるな!知性と徳性を併せ持つ人間、君子(教養人)を目指せ!

総ルビつき書き下し文 著者オリジナル現代語訳つき

朝に道を聞かば、夕べに死すとも可なり
『論語』の中には、多くの句があるが、この名句は、私の好きなものの1つである。この句には<覚悟>がある。人は偶然に生れ、偶然の中で生き、偶然に死を迎える。まさに<たまゆらの>人生である。<浅き夢みし>生涯である。それだけに、人は、なにか確としたものを心に抱いて生きてゆきたいと思う、そして死に臨みたいと思う。多くの人間は迷いの人生を歩まざるをえないだけに、一層、確としたもの――道を求める。それが何であるかは、人それぞれが考えるほかはない。――<本文より>

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