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実験計画法は、その名の通り、実験を計画する方法である。実験結果の解析(解釈)も重要だが、単なる実験データの解析法になってしまったのでは意味が薄い。実験の計画そのものに重きをおくことが大切である。何らかの問題を改善する目的で実験が行なわれ、企業などの組織、消費者などの社会、または、実験者自身に対して、今までより良い結果をもたらすことを期待する。実験計画法は実験者に冷静な判断基準を与え、客観的な判断材料を提供する。実験の結果は信頼でき、かつ、再現性がなければならない。そうした意味において実験の計画は大切であり、実験計画法を活用すべき場面は多い。効率のよい実験を計画し、得られたデータを正しく解析する方法が大切となるのである。本書は、研究者、技術者をはじめとして工程管理、品質管理、品質保証に携わる実務家に、実際の現場で役立ててもらうことを最大の目的として著したものであるが、初めて実験計画法を学ぶ人にも入門書として利用できるように配慮した。
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