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統計学は起こりうる結果が偶然で予測しがたい自然現象や社会現象を、確率を用いて起こりやすさの度合いを表し、予測に役立てようとする学問である。自然現象や社会現象を扱う理学・工学・経済学・医学・薬学・教職など幅広い分野で利用され、大学の教養科目や専門科目として学ばれている。
本書はこれらの分野の教養科目や専門科目の教育に用いるテキストとして書かれ、「確率とは何か」、「確率変数とは何か」、「確率分布とは何か」といったように、統計学に現れる一つ一つの事柄を考え、発見的な立場で記述されている。また、分野に応じて「重点的に用いる部分」と「結果だけを用いる部分」とを使い分けやすく構成されている。さらに、コンパクトにまとめながらも演習問題を多く載せ、読者の理解を助ける本となっている。
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