民具学試論
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民具研究は、宮本常一にとって師・渋沢敬三から受け継いだ重要な終生のテーマのひとつであった。本巻には『民具学の提唱』(1979年)に到達するまでの諸篇を収録。武蔵野美術大学での若き学徒たちとの出会いを機に、民俗学の一部門に置かれていた民具研究を「民具学」として自立させ、学問体系の構築をめざした熱き思考の軌跡を読み取ることができる。
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