中世王朝物語全集 16

松陰中納言

中世王朝物語全集

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出版社
笠間書院
著者名
市古貞次
価格
5,280円(本体4,800円+税)
発行年月
2005年5月
判型
A5
ISBN
9784305400963

松陰中納言(まつかげちゅうなごん)阿部好臣[校訂・訳注]



松陰中納言は、帝から愛妾藤の内侍を下賜されるが、

横恋慕する山の井中納言の讒言によって、

隠岐に流される。

須磨に籠った松陰の子息中将は、

山の井の子息少将の助けを得て、

継母の姦計を逃れた山の井の味の姫君と結ばれる。

東宮の活躍もあって、やがて山の井一味の悪事はあらわになり、

松陰一門は栄えて行く。

こうした松陰家の物語を軸にしながら、

流離、継子いじめ、生霊、入水、山の井一味の出家など、

複数の軸が、モザイク状に配されながら、

大団円に向けて調和して行く。

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