近世ポーランド「共和国」の再建

近世ポーランド「共和国」の再建

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出版社
彩流社
著者名
白木太一
価格
3,850円(本体3,500円+税)
発行年月
2005年7月
判型
A5
ISBN
9784779111013

1788年10月に開会し、1790年12月に新代議員をくわえて延長された連盟議会(いわゆる四年議会)で1791年5月に採択された憲法は、西欧の近代市民社会の原型となる要素と、近世を通じてポーランド人に定着した独特の共和政理念の継承という要素とを併せもっていた。この憲法体制は一年余りの短命であったが、四年議会の政治的諸改革は、その後のポーランドの政治文化を規定する上での出発点になった。またその憲法理念は、国家消滅後のポーランドに大きな刻印となり、西欧諸国に典型的な、国家による上からのナショナリズムとは異なる共和政的伝統を基盤にした下からのの形成に繋がり、近代のポーランド民族精神に賛否両面から語り継がれていくことになる。この国政改革の特徴と意義、様々な見解の相違の背景を通して史的に分析、検証する。

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