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滋賀県北部の余呉湖で、身元不明の死体が見つかった。唯一の手がかりは、胃の中にあった宝石・キャッツアイ。続いて京都の美大生、大阪の日雇労働者が殺害される。ともにキャッツアイを口に含んだ状態で発見される。余呉湖との関連に頭を悩ませる警察をよそに、事件の鍵は殺された美大生が生前旅行していたインドにあると、啓子と弘美は一路彼の地へ旅立つ。第4回サントリーミステリー大賞を受賞した、著者の出世作。解説=佳多山大地
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