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カネミ油症事件は、1968年に北九州一帯でダイオキシン類に汚染された米ぬか油を食べた約1万4000人が健康被害を訴えた一大食品公害事件である。現在も多くの被害者が全身疾患に苛まれており、またダイオキシンの生殖毒性のため黒い赤ちゃんが産まれるなど、親から子へと引き継がれ、被害が拡大している。しかも油症として認定されたのはわずか1900人に過ぎず、解決にはほど遠い。 そのうえ、国を相手取った損害賠償請求訴訟の控訴審で勝訴して被害者が手にした仮払金が、裁判そのものを取り下げた結果、弁護団の不手際で国から返還請求されるなど、被害者は経済的にも精神的にも追いつめられている。 本書は、カネミ油症事件を綿密に調査、検証して、国が被害者を積極的に救済することを強く訴える。
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