映画のなかの上海

映画のなかの上海

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出版社
慶應義塾大学出版会
著者名
劉文兵
価格
3,080円(本体2,800円+税)
発行年月
2004年12月
判型
A5
ISBN
9784766411171

実際の都市としての性格より、「モダン都市」、「魔都」の強烈なイメージがつきまとう〈上海〉。この〈イメージ〉はどのようにして形成されたものなのだろうか。
中国で生まれ育った著者が、日本で学んだ〈表象文化論〉の発想をもちいて独創的な考察を展開。
 ①西洋対東洋・ハリウッドと中国映画の対照性、②上海映画における女性像の変遷、③ハリウッドの「上海イメージ」の反復と差異(化)の三部にわけ、ハリウッド・中国・日本映画の複数の視点から、上海イメージの歴史・変遷を緻密に分析している。
 また、それぞれの映画分析をとおして、西洋・東洋、人種、ジェンダー、プロパガンダ、都市・農村、ポストコロニアリズムなども包括的に論じ、多彩な上海の〈イメージ〉を浮かび上がらせている。 映画の場面カットを一〇〇点近く掲載。

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